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関節リウマチの診断

関節リウマチは、問診・診察・血液検査・画像検査(X線・MRI・超音波)の結果によって総合的に診断します。

その中でももっとも重要なのは問診と診察です。

採血検査では、リウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体の測定が診断に有用です。
人間ドックや健診でリウマトイド因子の高値を指摘されて受診する場合もよくありますが、リウマトイド因子は、リウマチ以外の疾患で上昇することもありますし、健常の方でも約10%程度の陽性率があります(加齢とともに高値になり割合は高くなります)。抗CCP抗体のほうがより特異度の高い(リウマチ以外の疾患で陽性になりにくい)検査となります。

しかし「リウマトイド因子や抗CCP抗体が陽性と出ているのにリウマチではない」「陰性なのに実はリウマチであった」といったケースは珍しくありません。ですので、血液検査はあくまで、診断の補助的なものと考えるのがよいでしょう。

また画像検査では、まず関節のX線撮影検査が行われます。発症してある程度時間が経過した関節リウマチであれば診断にX線検査は有用ですが、発症早期の関節リウマチではX線での変化は見られないことがほとんどです。早期診断には、MRI検査や関節超音波検査のほうが有用です。

関節に痛みや腫れをきたす疾患は関節リウマチ以外にもたくさんありますので、まずは専門医を受診し、問診と関節の診察をうけましょう。
補助的に採血や画像検査を行いながら、関節リウマチ以外の疾患の可能性を除外して、関節リウマチの診断を確定します。

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